日本庭園の簡単な見方、3つの哲学と見立てとは?
こんにちは。チョコレートブラウンです。
今日は学校もなく、一日中暇だったので岡山後楽園に行ってきました。最近朝がめっきり寒くなってきて、起きるのがつらい。。。
こんなこと言うとおじいちゃんみたいですね。
ああ、紅葉の秋。本当にきれいでした。
今回は、日本庭園の楽しみ方について記載したいと思います。
1.日本庭園って?
調べてもピンとくる内容がヒットしませんでしたが、古くからある庭園、それも大名などが管理していたものと考えればOKでしょう。
2.日本庭園3つのおきて
日本庭園を見るうえで、意識したい三つの考え方があります。
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生徳の山水をおもはえ
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乞はんに従ふ
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すじかへて
それぞれについて説明していきましょう。
1つ目はショウトクノセンスイヲオモワエテと読み、
これがあらわすものは、
「いろんなとこに遊びに行って綺麗な景色を持ち帰って庭に活かそう」
と言った意味です。
また、『人のたてる石は生徳の山水にはまさるべからず』
と言う言葉もありますが、こちらの意味は、
「自然のものに勝てるものは人は作ることはできないけど、ベストを尽くそう!」
と言った意味になります。
2つ目はコハンニシタガウと読みます。
「自然を崩さない、そのまま庭に使う」と言った意味になります。
山からとってきた岩を切ったり崩したりせずにそのまま庭に使うんですね。
3つ目は「まっすぐなものを作らない」といった意味です。
これは日本人の性格にも現れていますよね。まっすぐ物事を言うことはなく、遠回しにできるだけ分かり辛い方法で言う。相手のことを思ってそうしますが、日本庭園の見方にその風情が表れていて面白い。
3.見立てとは?
先ほど、日本庭園を見るときに意識したい三つの哲学のようなものを紹介しました。それらの1と2を複合させることにより、
見立て
と言う考え方が生まれるのですね。
旅に行って美しいと思った景色を身に焼き付けて、
山からとって来たままの岩を自然を表現するために使う。
枯山水で例えますと、砂利は波を、そして木々は山を、岩は磯や岸を見立てて作られています。
何に見立てて庭園が造られているのか考えながら見るのは楽しいですよ。